2回1年の育休を取得してわかった、父親の育休に必要な期間

男性の育児休業の取得割合が増えてきた、とニュースで報じられるようになってきました。

一方で2週間程度の育休を取得してイクメンぶっている勘違い父親が増えていることもまた事実。

「んじゃどれくらいの期間取ればいいの?」ということで、1年間の育休を2回(厳密には1度目は11ヶ月)を取得した経験から(ソースは俺。N=2)めちゃくちゃ上から目線で真面目に考えてみました。

結論から言うと最低3ヶ月は必要!

出産のダメージは全治2ヶ月と言われています。さらに子供が産まれると、強制的に新たな生活リズムに変化せざるを得ません。

母親の体調の回復と、新しい生活リズムをどうやって乗り切るか、夫婦の試行錯誤の期間を考えるとやっぱり3ヶ月は必要です。

でも、新しい生活リズムに慣れてきたところで父親が仕事に戻ってしまうのはチョットツライかも・・・?

できればもう少し取りたいところですね。

「育休1ヶ月取得しました!」・・・はぁ?

全治2ヶ月の怪我を負った母親がまだ完治していない状況でお前は「じゃあ仕事があるから」って放置するの?

ありえなくない?まだボロボロになった子宮らへん治ってないよ?重症患者よ?

しかも、生後1ヶ月だったらまだまだ夜中2〜3時間おきに「腹減った!」って赤ちゃんがなくから、授乳〜寝かしつけのセットをやらなきゃいけない時期ですよ?

当然、会社へ行く前に可能な家事は全部済まして、帰ってきてから残った家事も全部やってるんですよね?それぐらいやらないと育休1ヶ月でドヤ顔できるはずないですからね・・・?

半年取れば十分回復できる

半年も経てば流石に母親も回復してきます。新しい生活リズムにも慣れている頃です。

子供が寝返りしたり、笑顔も出てくるころです。めっちゃかわいい。天使か・・・?

これぐらい経てば父親が仕事に復帰しても十分耐えられるんじゃないかと思います。

自分としても半年過ぎてからの日々はかなり安定した日々で、夫婦が交代で自分のやりたいことをやってみたり、色々と充実した時期を過ごせたな、という実感もあります。

それと、育児休業給付金が180日を過ぎると、支給額が手取りの66%から50%に減ります。国も「まぁ、半年も育休とれば十分やろ」と思っているんでしょう。

1年取得すると貴重な体験がたくさんできる(ただし、お金はかかる)

半年以降の休暇は+αで、育児の貴重な経験を数多く体験できます。初めて喋る言葉、初めてのたっち、あんよ、等々を見られるチャンスがググッと急上昇。

母親も元気になってきていて、両親の育児スキルも上がってきているので、家族で平日に遊びに行ってみたり、お互い育児でストップしていた趣味をちょっとずつ再開してみたり、家事育児と親のやりたいことを両立できる期間。

「俺は半年以上育休を取ったんだぜ」ってドヤることも不可能ではありません。(オススメはしません)

ただ、上で述べたように育児休業給付金の支給額が減ります。具体的な数字を給付金の上限金額で言うと、半年で60万円くらい減る感じです。

ただ、考え方を変えると60万払ってこの経験を得られる、ということ考え方もできます。

今の日本で働きながらこんな長期間仕事を休める機会はそうそうないんじゃないでしょうか?

今の日本であれば一生でそう何度もある出来事ではないので、個人的には財政状況が許されるのであればお勧めです!

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*