このブログを読み返すとなんとなく自分の体験をつらつらと順番に書いているので、読みたい人が知りたいであろうことがまとまってないなぁ、と気が付きました。
とはいえまだ育休真っ只中の自分。書けるような有益な情報あるか、と考えたところ
「育休を取ろうと思うんだけどどうすりゃいいの?」
って人にだったら色々と偉そうに語れそうだったので書いてみることにします。
1.妻(家族)に相談
まず何をおいても最初はこれ。黙って育休取っても良いことは何もありません。家族からの理解が得られないと育休を取得する意味がないですからね。反対する人はいないとは思いますが、奥さんが専業主婦の場合、収入面とかで心配されたりすることはあるかもしれません。
次の項とかぶりますが、きちんと制度を理解・説明した上で夫婦で納得してから育休を取得しましょう!
2.現状の財産を確認
貯蓄ゼロの状態で育休取ったら詰みます。この記事にも書きましたが俺の場合、最初の3ヶ月は無給でした。その後は育児休業給付金がもらえますが、それも手取りは減るのでその分をちゃんと貯蓄しておくなり何なり対策を講じておく必要があります。
生活レベルによるかと思いますが3〜4ヶ月分の給料分くらい貯蓄しておけば1年間育休を取得してもギリギリ生きて行けるのでは、という感覚でした。(俺の場合、コロナ禍だったので支出が少なかった可能性もあります)
3.上司(会社)に相談
育児休業を取得したら現場的には一時的にメンバーが減るので当然のことながら戦力ダウンです。しかし、育休は雇用保険に入っている会社組織で使える制度です。つまり(まっとうな)会社組織であればちゃんと相談すれば人員の調整をしてくれます。ブラック企業だった場合その限りではありません。さっさと転職しましょう。
時期は早ければ早いほうが良いです。組織の人員調整は時間がかかるので早ければそのための時間が取れます。上司としては大助かり。(のはず)
世間一般敵には妊娠の報告って安定期に入ってからするイメージなんですが、育休の相談はそのもっと前でもいいくらいだと個人的には思っています。
そして、人事部がしっかりしている会社だったら手続き的な部分はだいたい人事部がやってくれます。必要な届け出を代理で出してくれたり、そのための必要書類を教えてくれたり。全部自力でするとマジでしんどいので任せられる環境だったら任せちゃいましょう!
あと、この記事にもありますが、状況によって育休の取得可能な期間が違ったりしますのでお気をつけて!
4.家事スキルを身に着けろ!
この記事でも書きましたが、育休中にすることの大半は家事です。経験ゼロでいきなり育休に突入しても戦力にならないので居るだけ邪魔です。
また、我流でやると衝突が多いのも家事です。「奥さんにとってその家事の重要なポイントはなにか?」という観点で事前にすり合わせをたくさんしておきましょう。
奥さんが家事をメインでやっているご家庭でしたら、出産前に色々と教えてもらって最低限1人で一通りこなせるようにはなっておくと後々ものすごく役立ちますよ。
そもそもこの辺は育休関係なく身につけた方が良いことなのですが、今まで出来ていなかった人もいるかと思います。育休を機にぜひ家事労働のしんどさを実感してください。(むしろこのタイミングで家事を覚えなかったらアウト・・・)
5.周りに宣言
周りに「育休取ります!」と宣言すると退路が断たれるので覚悟をキメられます。笑
そして周囲の人に「あの人は育休を取るんだ」と認識してもらえると、その後の調整がやりやすくなったり、協力もしてもらえる可能性が高まります。
最近の風潮だと育休を取得することに反対するような人は少ないので、取ると決めたら色んなところ(SNSとかでも)宣言しちゃうといいと思います。さあ、腹をくくりましょう。
6.育児の知識をアップデート
この記事にも書きましたが、育児の常識は日進月歩です。今までの常識はそうじゃなくなっているかもしれません。ちゃんと最新の知識を仕入れましょう。
そして古い知識やトンデモ医学に引っかからないようにするのはもちろん、頭でっかちにならないように要注意です。なぜなら世間一般で言われていることが必ず自分の子供に当てはまるとは限らないのです。子供の夜泣き、ミルク、離乳食の好き嫌い、各種問題は子供によって千差万別。
乳幼児にハチミツをあげたらアカン、といった基本的なこと以外は「そいういうケースが多いんだな」くらいで受け止めておくといい気がします。あとは習うより慣れろ!笑
7.仕事の引き継ぎ!
これもめちゃくちゃ重要です。育休が終わったら戻る職場のメンバーに迷惑をかけまくったら、戻った後でめっちゃ気まずいですよね。そうならないように自分の仕事をきっちり引き継ぐ必要があります。
とはいえ与えられた仕事を全部終えてなきゃダメ、というわけではありません。もちろん、それが理想かもしれませんが仕事によっては途中で誰かに引き継ぐ必要があったりします。
途中であっても、進捗状況がどうなのか、課題の有無、課題に対する解決の方向性、自分の考え、等をきちんと共有できていれば良いと個人的には思います。
そして、自分が持っているノウハウがあればそれを可能な限り書き起こしておきましょう。暗黙知からの脱却は育休関係なく大切ですが、育休に入るタイミングは実施するチャンスだったりします。
育休に伴う引き継ぎは男女関係ないのでググると死ぬほど記事がヒットします。(こんなのとか)色々参考にしてみるとよいのではないでしょうか。
そもそもですが、スティーブ・ジョブズが死んでもAppleの業績は上がってるし、Smapが解散してジャニーさんが亡くなってもジャニーズは続いています。だからあなたが育休を取ったところで潰れるような会社じゃありません。(たぶん)
8.使える制度を調べよう
出産一時金支援金とか育児休業給付金と言った全国共通の制度以外にも、自治体によって色々ある可能性があります。我が家も住んでいる自治体独自の給付金のおかげで出産費用の給付金からはみ出した部分を負担してもらえてめっちゃ得した気分でした。
この手の制度は向こうからは滅多なことじゃ教えてくれないのでちゃんと調べてこっちからアクションする必要があります。住んでいる自治体や時期によって変わってくるはずですので、アンテナ張ってきちんと制度の恩恵を享受しましょう!
終わりに
あくまでも自分が取得する際の状況を振り返ってまとめただけなので、N=1の参考です。経営者の考えや時期、状況によってはまた違ってくる可能性が非常に高いです。
とはいえ、何もわからないけどどうにかしたい!という方のための何かのヒントだったり取っ掛かりになったら幸いです。がんばって長期間の育休をゲットしてください。子育て、かわいいし、楽しいですよ。
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